本園では、年に1回、5歳児が秋の味覚であるサンマを味わう日を作っています。
魚を調理されている状態でしか知らない子、切り身しか知らない子も多い中で、
魚を丸ごと見て、食べて、命をいただいていることに気づく。そこまで感じとってくれたらうれしいと思いながら、サンマを食べる日を設定しています。
まずは、はしの使い方から。
「3本の指を使います」
「上手く動かせるかな」
サンマの食べ方を図解。
職員が描いた教材です。
「いただきまーす」
「難しい」
「わー、汁が出てきた」
「中に黒いものがある!」
驚きや難しさを感じる子どもたち。
今日は、いつもの給食の時間とはちょっと違っていたようです。
「おいしい」という子もいれば
「苦い」
「骨が・・・」となかなか食べすすまない子もいました。
美味しそう!食べたい!という気持ちでいたのは、大人の方だったかもしれません。
みんなも大人になったら、焼き魚のおいしさに気づくかな。
「ほね、とれたよ!」
きれいに食べていた子もたくさんいました。
保育参加・参観に来ていた園児のお父さんが、食事の様子を見ながら、
「家ではなかなかできないから、こういう経験ができるのはありがたいです」
と言って下さいました。
保育を理解していただけることをとても嬉しく思いました。